異常判定情報提供サービス

1. 異常判定情報提供サービス

異常判定情報提供サービスとは、非破壊検査機器を通して得た情報を集計し、利用者が異常判定をしやすくするサービスです。

利用者は熟練したノウハウが無くても、集計した情報から異常の判断が出来るようにするサポートサービスです。

昨今、工場や建築現場での人材不足や、技術豊富な経験者の高齢化による事業継続問題が社会問題となっている中、非破壊検査技能士においても同様の課題があります。

特に非破壊検査業は経験工学といわれるように、豊富な実務経験がなければ活躍できないのも事実であり、早急な人材育成、または代替案が急務であると考えられております


<求められる人材像>
①特定の知識、技能よりも幅広い見識と柔軟な思考
非破壊検査の分野として鋼構造物、機械、部品、建築、土木など、それぞれに得意な分野があります。働く人材としては、広く幅広い知識を有しており、得意分野について深い技術と豊富な経験を有していることが望まれます。


②現場経験を積極的に積むこと
教科書に書いていない経験から学ぶ要素が多いので、どれだけ現場を経験するかが肝要になります。

人材育成が困難な熟練技能士を情報提供サービスで代替する


2. 非破壊検査マーケット情報

2017年度の非破壊検査日本市場(装置・機器及び受託業務、事業者売上高ベース)を2,293億円と推計しました。そのうち、装置・機器日本市場は992億円で受託業務日本市場は1,301億円です。

2018年度は装置機器日本市場は1,036億円で前年度比104.4%、受託業務日本市場は1,309億円と前年度比100.6%になると見込まれています。

日本国内でも、インフラ老朽化による受託業務市場が拡大するとともに、自動車や航空・宇宙、複合素材、電子部品分野など受託業務以外の社内検査の需要活況で装置・機器市場も成長する見込みです


スタンドアロンシステム構成図

現場の非破壊検査機器にて取得した情報をPCに送り、データを蓄積して異常検知の際に警告、装置停止等の信号を発信します。
蓄積されたデータは閲覧でき、取得した集計した情報を品質の向上に活用します。